ベラルーシの独裁大統領へのデモ発生｜飛行機の強制着陸と関係は？

ベラルーシはヨーロッパ最後の独裁者と呼ばれるルカシェンコ大統領がいます。

彼が原因でデモが起こりましたが、一体何があったのでしょうか。また、飛行機の強制着陸事件とは何だったのでしょうか。

ベラルーシに関する情報と共に簡単に見ていきましょう。

ベラルーシの大統領は独裁

1994年にアレクサンドル・ルカシェンコが大統領になってから今まで政権を維持しています。

これに不満を持ったベラルーシ国民がデモを起こしました。

なぜ、デモが起こったのかというのは、ロシアとの関係を見なければなりません。

ベラルーシとロシアの関係

ベラルーシは歴史的に元ソ連であり、当時は「白ロシア共和国」と言われていました。

そのため、国民もロシア語が話せるほど、ロシアの影響力の影がまだ残っています。

ルカシェンコ政権はロシアに飲み込まれることを恐れて、反ロシアを掲げて選挙に挑みました。

しかし、ルカシェンコ政権の独裁に反対する運動が起こったのでルカシェンコ大統領はロシアに助けを求めることにな再びロシアと距離が近づきつつあります。

ベラルーシでデモが起きた理由

ルカシェンコ大統領は権力の座か転げ落ちてしまうことを恐れて2020年に大統領選挙を改ざんしました。その結果、自身が80％の票を獲得したと宣言して大統領続投を決めました。

この選挙結果に不満を持った国民が大規模なデモを起こすようになりました。

ベラルーシの飛行機強制着陸事件

強権的なルカシェンコ大統領はさまざまな手を使って反体制派を封じ込めていますが、その中でも国際社会の反感を買ったが2021年に発生した飛行機の強制着陸事件です。

旅客機に爆弾があるとの誤報

ギリシャからリトアニアに飛んでいた航空機が2021年5月に、ベラルーシのミンスクで強制着陸させられました。

ベラルーシ側が強制着陸させた理由は、パレスチナのイスラム組織ハマスから爆弾に関する脅迫を受けたからです。しかし、航空機には爆弾はありませんでした。ルカシェンコ大統領が情報の発信元だとするスイス当局もこれを否定しています。

強制着陸させた理由

航空機内には、ジャーナリストのロマン・プロタセヴィッチ氏が搭乗していました。

この方は反体制派でベラルーシ政府を批判してきた人物で、緊急着陸後ベラルーシで逮捕されました。

彼を取り押さえるために強制着陸させたと言われています。

EUの反応

EUはベラルーシを国家によるハイジャックと避難しており、EU空域からベラルーシを締め出してベラルーシの上空を飛ばないように求めています。

ベラルーシってどんな国

ベラルーシはヨーロッパの東に位置する国で、ロシアと国境を面しています。

首都はミンスク、公用語はベラルーシ語とロシア語で、人口940万人（2020年1月）のうち、ベラルーシ人が8割を占めています。

元はソ連であり、旧ソ連時代の技術で家電製品や大型自動車などを生産する工業が主要産業です。

文化面では、ジャガイモや豚肉を使った料理が人気です。

まとめ

今回はベラルーシに関してご紹介しました。

ルカシェンコ大統領が権力の座にすがりつくので、デモが起こる一方で飛行機の強制着陸事件などが起こっています。

ぜひ、参考にしてみてください。

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