湾岸戦争の原因や経緯をわかりやすく説明!日本やアメリカの未来を左右

イラクのクウェート侵攻で発生した湾岸戦争(英語:Gulf War)は、大量破壊兵器を所持している疑惑で始まったイラク戦争と異なります。

そんな湾岸戦争はどういった戦争で、どういった被害や、日本へ影響を与えたのでしょうか。

簡単にわかりやすくご説明します。

イラクのクウェート侵攻で始まる湾岸戦争

イラクのサダム=フセイン大統領は1990年8月に隣国のクウェートに突如侵攻します。これがきっかけで湾岸戦争が起こるのですが、なぜイラクがクウェートに侵攻したか詳しくみてみましょう。

まず、イラクではなく、アメリカとイランの関係です。

かつてイランとアメリカの関係は良好だった

昔は今ほどアメリカとイランの関係は悪くありませんでしたが、1979年にイランではイランが革命が起こり、イスラム教のシーア派の指導者であるホメニイを頂点とするイスラム原理主義で、反米という国家ができます。

また、イランでは革命前の王のトップであるパフラヴィー2世がアメリカに逃げて受け入れられます。これに激怒した学生たちは、アメリカの大使館を攻撃しました。

イラン=イラク戦争と湾岸戦争で立場の異なる米国

フセイン大統領率いるイラクはイラン革命の影響が自国に広がることを恐れて、1980年にイラン=イラク戦争を開始します。この時、アメリカはイラクを支援しました。

イラン=イラク戦争でイラクの財政が悪化してしまい、石油資源を求めてイラクは1990年にクウェートに侵攻したのです。

これに対して、アメリカを中心とした多国籍軍(イギリス、フランス、サウジアラビア、エジプトなどが参加)がイラクと敵対して、イラクはクウェートから撤退します。

ちなみに、この時の大統領は父ブッシュであり、イラン=イラク戦争はイラクの味方だったのに、湾岸戦争ではイラクと敵対しました。

湾岸戦争からアメリカの地位低下が始まった

湾岸戦争ごろからアメリカの国際的地位が揺れ動くようになります。

湾岸戦争でアメリカ軍がサウジアラビアに駐軍しました。しかし、アメリカ軍はサウジアラビアで好き勝手に振る舞っていたので、サウジアラビアでは反米感情が大きくなります。

そして、国際テロ組織アルカイダを巻き込んで大規模な反米活動をして、2001年に同時多発テロを起こします。その後、アメリカは「アルカイダをかくまった」という理由でアフガニスタンに侵攻してタリバン政権を倒します。

それから、アメリカは2003年に「核兵器を持っている可能性が高い」としてイラクに攻め入りフセイン政権を倒します。

しかしながら、国連決議のなかったこのアメリカの単独行動に、国際社会は反発して中東ではテロも多くなるのでした。

湾岸戦争で日本は批判を受ける

湾岸戦争では、日本は多国籍軍に加わらず総額110億ドルの資金を提供しました。しかし、国外からは「日本はお金を出すだけで、血を流さない」という批判を受けます。

そして、日本政府は自衛隊の海外派遣を検討するようになります。1992年には国連平和維持協力法(PKO法)が成立して国連の平和維持活動に参加可能になります。

その後、カンボジア内戦、イラク戦争などに自衛隊が派遣されるようになり、大きな転換期を迎えるのでした。

湾岸戦争で爆破を受けたゲームボーイ

湾岸戦争の時に、日本から他国軍の兵士に送られた支援物資の中にゲームボーイがありました。

兵士たちが戦場でゲームをして過ごしていましたが、ゲームボーイも爆撃を受けることがありました。しかし、ゲームボーイは爆発に巻き込まれて真っ黒になったとしてもゲームが動くので、日本の物づくりがいかに優れているのか国内外で広く知れ渡ることになりました。

ちなみに、「コンフリクトデルタ」という湾岸戦争をテーマにしたゲームがPlaystation2から発売されています。

湾岸戦争の被害

湾岸戦争の死者数

多国籍軍の死亡者数は240から392、クウェート軍はおよそ1,200人、一方のイラク軍は20,000人から35,000人が死亡したと言われています。

湾岸戦争症候群が起こった

湾岸戦争症候群は、生還して帰国した兵士たちが発症した癌や白血病、脱毛症などの症状を総合して呼ぶ名前です。

この症状が起こった原因は、イラク軍が使用した化学製品や神経ガス、米軍が使用した劣化ウラン弾などだと言われています。

湾岸戦争の映画

湾岸戦争を題材しにた映画には、「ジャーヘッド」「ライブ・フロム・バッグダッド」があります。

「ジャーヘッド」は米兵の待機任務を描いた映画で、「ライブ・フロム・バッグダッド」は湾岸戦争に関して報道機関の一幕を描いた映画となっています。

まとめ

今回は湾岸戦争についてご紹介しました。

湾岸戦争はイラクのクウェート侵攻で始まりました。また、アメリカの国際的地位低下や日本の自衛隊海外派遣にもつながった大きなできごとでもあります。

ぜひ、参考にしてみてください。

10分で1冊読書して教養を深めるなら「flier(フライヤー)」

本の要約サービスflierフライヤーは本の要約を紹介するサービスです。1冊の本を10分で読めるように内容を要約しています。

たとえば、以下の内容です。

  • 本を全部読むのがめんどくさい
  • 読書をする時間がない

こういった悩みを抱えている人にぴったりの時短読書ツールです。

さらにflier(フライヤー)にはこのようなメリットがあります。

  1. 2000冊以上の要約がある
  2. すべての要約は出版社や著者からの許諾を取得済み
  3. 会員数30万人超えの最大大手
  4. プロのライターが要約を行う
  5. 要約を音声で聞ける
  6. 料金がたったの月額500円〜

ぜひ、この機会にお試しください!

一冊10分で読める! 本の要約サービス【フライヤー】

関連記事

ベラルーシはヨーロッパ最後の独裁者と呼ばれるルカシェンコ大統領がいます。 彼が原因でデモが起こりましたが、一体何があったのでしょうか。また、飛行機の強制着陸事件とは何だったのでしょうか。 ベラルーシに関する情報と共に簡単に見てい[…]

最新情報をチェックしよう!