今回は香港で有名な食べ物、ホテル、建物についてご紹介します。
香港には何があって、何ができるのだろうとぼんやり考えている方にとって、理解できること間違いなしです。
香港で有名な食べ物
香港で有名な食べ物には以下のようなものがあります。
- 飲茶(ヤムチャ)と点心(ディンシン)
- 雲吞麵(ワンタンメン)
- 粥(ジョッ)
香港は地理的に中国の広東省に近いので、「机以外四つ脚のものは全て食べる」と言われる広東料理の影響を受けています。
それぞれ、詳しくみてみましょう。
飲茶(ヤムチャ)と点心(ディンシン)
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飲茶は中国茶を飲みながら、点心というおやつを食べる習慣のことです。
お茶はプーアール茶や烏龍茶などが好まれますが、点心は甘い甜点心(ティエンティエンシン)と辛い鹹点心(シエンティエンシン)に別れます。
甜点心には、あんまん(豆沙包子)や杏仁豆腐などがあります。一方で、鹹点心には焼売や揚げパン(油炸鬼)などがあります。
雲吞麵(ワンタンメン)
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雲吞麵は海外でも食べられている中国料理ですが、香港の雲吞麵も有名です。
広東省では、麺の中につみれを入れた料理が定番となっており、広州人が1950年代に香港で雲吞麵を本格的に広めました。その時にブームに火をつけたのが、Mak’s Noodle(麥奀雲吞麵世家)というお店です。
また、海老入りワンタン麺(鮮蝦雲呑麺)が人気で、香港のワンタン麺には幼麺(ヤウミン)という細い麺が使われています。
粥(ジョッ)
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お粥は日本でも食べれられていますし、中国各地でも食文化として根付いています。しかし、中国国内でもお粥の種類に差があります。
香港のお粥はお米にごま油などの油を絡ませて、貝や鶏の出し汁を使って炊き上げ、魚、葱、生姜、皮蛋(ピータン)、落花生といった素材を加えています。そして、揚げパンと一緒に食べるといったバリエーションがあります。
一方の北方の北京などのお粥は、あっさりとしたお米本来の味がします。
香港で有名なホテル
香港で有名なホテルには以下のようなものがあります。
- ザ・ペニンシュラ香港
- マンダリン オリエンタル 香港
- リージェントホテル香港
それぞれ、詳しくみてみましょう。
ザ・ペニンシュラ香港
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ザ・ペニンシュラ香港は1928年にオープンした老舗のホテルです。第二次世界大戦で香港が日本に占領されたときは、日本軍の将校集会所として利用されていました。
また、現在でも「東洋の貴婦人」というフレーズで最高級の5つ星ホテルとして不動の地位を保っています。
マンダリン オリエンタル 香港
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マンダリン オリエンタル 香港は1963年にオープンしたホテルで、香港島の中では一番古い歴史があります。また、立地が中環という香港の政治経済の中心地にあるため、世界中のビジネスマンが宿泊しています。
リージェントホテル香港
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リージェントホテル香港はインターコンチネンタル香港を前身とするホテルです。九龍半島の先端、ビクトリアハーバーに面しており、風水をもとにして建設されました。このホテルの魅力は、なんと言っても眺めです。
ビクトリアハーバーと香港島を一望できるので、最高の時間を楽しめます。
香港で有名な建物
香港で有名な建物やビルには以下のようなものがあります。
- 益昌大厦(Yick Cheong Building)
- 環球貿易廣場(世界貿易センター)
- 重慶大厦(チョンキンマンション)
それぞれ、詳しくみてみましょう。
益昌大厦(Yick Cheong Building)
益昌大厦は別名、モンスタービルとも言われており、映画「トランスフォーマー」のロケ地としても使用されました。特に観光客のお店が入っているというわけではありませんが、香港の超高層ビルに住む人の暮らしが分かる場所です。
ちなみに、インスタ映えのスポットとしても知られています。
環球貿易廣場(世界貿易センター)
環球貿易廣場は2010年に完成した、高さ415.8mのビルです。上海にある貿易センタービルは421mなので、それより少し低いですが、2021年現在香港では一番高いビルとして知られています。
ちなみに、ザ・リッツ・カールトン香港-九龍が、118階のルーフトップにはバー「Ozone」が入っています。
重慶大厦(チョンキンマンション)
重慶大厦は香港で最も有名なディープスポットとも言われています。飲食店から床屋、そしてゲストハウスなどありとあらゆるお店が入っています。
現在は安全ですが、以前は犯罪などが多く、すでに壊された、薬物や売春が行われていた九龍城砦(きゅうりゅうじょうさい)という建物に似ていたため話題になりました。
黒人やインド系の人々も多いので、少し変わった香港を楽しみたい方にはおすすめの場所です。
香港に地震がない理由として一般的に言われているのは以下のふたつです。
- ユーラシアプレートから離れている
- 花崗岩の地質の上にある
まず、台湾や日本の地震の原因となるユーラシアプレートから離れているため、大きな地震が起こりにくいです。
また、香港の地質を調べてみると、花崗岩(かこうがん)だと言われています。過去に日本で起こった地震でも、地震の震央の地盤が花崗岩があったことから、揺れがあまり起こらなかったこともあるので、花崗岩が作用しているというわけです。
香港には高層ビルが立ち並んでいますが、地震が全くないというわけではありません。
香港天文台が発表したデータによると、1979年から2017年までに179回ほど揺れを観測しています。
しかし、大地震は少なくて、最後に起こった大きな地震は1994年の台湾海峡地震で、当時も被害を受けていませんでした。
香港で有名な企業
香港で有名な企業には以下のようなものがあります。
- HSBCホールディングス(滙豐控股)
- ハチソン・ワンポア(和記黄埔)
- スワイヤー・グループ(太古集團)
それぞれ、詳しくみてみましょう。
HSBCホールディングス(滙豐控股)
香港の金融業界と言えば必ず名前が上がる企業です。1865年に創設されて、現在ではヨーロッパやアジアなど64の国でビジネスを展開しており、顧客の数は4000万人を超えます。
日本の三菱UFJFGの収益が5.4兆円で、HSBCホールディングスはそれを上回る5.8兆円です。
ハチソン・ワンポア(和記黄埔)
ハチソン・ワンポアは生活のありとあらゆるサービスを供給している巨大企業です。世界56ヵ国でビジネスを展開しており、22万人以上の従業員がいます。
主な事業内容は以下の通りです。
- 港湾
- エネルギー・インフラ投資
- 通信
- 不動産・ホテル
- 小売業
たとえば、ドラッグストアの「ワトソンズ」がありますが 、こちらはハチソン・ワンポアの小売部門に該当します。
スワイヤー・グループ(太古集團)
スワイヤー・グループはグローバルに事業を展開する財閥企業です。グループ全体では世界中に13万人ほどの従業員を抱えています。ルーツを辿ると、前身企業は1816年に創業されました。
このグループの中で日本人にとって有名なのはキャセイパシフィック航空です。香港のフラッグキャリアとして、世界中に就航しています。
まとめ
香港で有名なものをご紹介しました。
食べ物から企業まで、最低限知っておけば大丈夫というものを集めました。
ぜひ、参考にしてみてください。